夕方から急に涼しくなった。
世間は北京オリンピックの中継で、やれ誰が金を取った、銀だったとか騒いでいるようだが、終戦の日を挟んでお盆休みも終わってしまうと、8月の残り後半は言わば、消化試合のようなものとなってしまい、つらい残暑だけが話題となるばかりの無味乾燥的虚無感が強い。
9月になればまた新学期や、新しい季節が始まったと人の心も一新されるわけだが、この8月後半の言いようのないやるせなさは、長い夏休みがあった子供の頃から抱く気持ちである。おそらくそれは、終わってしまう夏休みと終わっていない宿題との狭間の中で焦り悶々とすることが多かったからかもしれない。
この何日かこの夏最も暑く感じた日が続いて体がまいっていたが、今日は朝から曇りがちで、午後には雨が時々バラつき、車で出かけていると時々短時間だが強い雨に降られて、その雨の後は、北西の冷たい風が吹き出して急に涼しくなってしまった。昨日と同じく裸でいると肌寒いほどだ。
昔から8月の終わり頃には、雷が鳴ってザーと夕立があり、すると急に涼しくなって季節は夏から秋へと移り変わったことを知ることが多かったと自分は記憶するが、今は何でも前倒しだから、もしかしたらこのまま一気に涼しくなってしまうのかもしれない。もちろん、9月になったって何日かは猛暑日はあるだろうが、もはや夏も終わりに近づいたという感が強い。帰り道、東の空に真っ赤なほぼ満月の月が出ていた。時々雲に覆われていたが暑い暑いと大騒ぎした夏も終わりだと告げているようだった。
さて、このところ拙ブログ、どうでもいいことばかり書いていると自分でも思う。三木鶏郎のことをはじめ、題目はいくつも挙がっているのだが、書き出すとまた何回か長引いてしまうだろうし、冷房のない、夜でも30度近くあるこの部屋では長時間パソコンに向かうことも、落ち着いて文章を考えることもできず、結局毎回つまらないことで簡単に埋めてはお茶を濁してきた。それはけしからんとわかってはいてもこの暑さではどうにもできなかったのだ。
ようやくこれからは涼しくなりそうなので、そろそろ悔い改めて何事もきちんと正面から取り組んでいきたいと思っている。
だが、まず、明日17日は、西荻のみ亭での
岡大介バースデーワンマンライブがある。ファンとして、年の離れた友人としてお祝いのプレゼントを渡そうと、今日は秋川の牛沼の地酒、
千代鶴の蔵元まで出かけて一升瓶を買ってきたのだった。詳しくは後日また。