人生の価値とは出会いに他ならない
さて、ブログを再開して間もなく一ヶ月。ついつい政治のことばかり書いてしまい、自分でも虚しくなる。他に書きたいことはいくらでもあるのである。
福田さんは、改憲執心おぼっちゃま安倍よりはまだマシのように思えるが、自民党の枠組みの中でのより良いということは、国民にとって、まして自分にとっては常にバッドな結果でしかないわけで、本当の民意が反映した政権が一日も早く誕生することを今は願うばかりだ。
そのこのブログであるが、先にここの容量がいっぱいとなってきたので、どうしたら良いか相談ごとを書いた。管理元であるエキサイトという会社の方にも確認したところ、従来は30MBで、画像の容量は満杯となるので、新たにまた別ブログを立ち上げてリンクするしかないとアドバイスを受けたのだが、その他にもう一案あるという。
それは、ネームカードなる「名刺」を作って、このブログに貼り付ければ、容量は約三倍に増量できるというものだ。そこで、ちょっと苦労したけれど、増坊も自分のネット上の「名刺」を作った。
左下の欄をずっとスクロールしてもらえばわかるとおり、一番下の方にこれまではなかった「名刺」が貼ってあることに気がつくはずだ。
なぜ、この名刺があると、容量が増やせるのかよく理解できないが、おかげで、容量は1GBまで一気に増えた。現在、約30MB弱で、二年半近く続いたのだから、その二倍まだ残っているので、運営会社が潰れない限り、まずあと5年は画像を適当にちりばめてもこのブログは続けられる。まったく有難いことだ。
先のことはわからない。自分もその頃も元気で毎日書き続けられるか保障も自信もないし、そのとき状況はどうなっているか想像もつかないが、反応があろうとなかろうとまだまだ書きたいことは山ほどあるので、日々少しづつ関心のある書きたいことを書いていくつもりだ。
当初はネット古書店を始めた者のブログとして、商売や古本のことが中心だったが、いつしか、昔取った杵柄ならぬ、昔聴いた音楽や深夜放送、昔弾いたギターのことなど、音楽の話が増えてきてしまい、それに好きな映画の話も乱入してくるので、こんなんで末端古本屋の「本」のブログなのか、自分でも怪しく、タイトルに偽りありではないかと気になっている。
しかし、他にまた別ブログを立てて、それぞれテーマごと分けて書く暇もテマもかけたくないので、誰が読んでくれるのか、読まれなかろうが、書きたい興味あることをともかく毎日ランダムにちゃんぽんにしてだらだら書いていくだけだ。読者の方がいるとしたら、これからもたまにで良いので訪れては関心あることをつまみ読みしてご笑覧頂ければ有難く思う。
その内容だが、これからは何よりも人の紹介に専念したいと考えている。増坊が今、50年人生を生きたとして、記憶にある限り、様々な忘れがたき出会いがあった。実際に会って話したり親しくお付き合いした方もいる。あるいは、顔も知らないが、深夜のラジオなどで声を聴き、歌を知った人もいる。さらにはうんと過去の、昔の既に亡き人でも、偶然その人の本を手にして深く惹かれた人もいる。そうした有名無名の、特に世間ではあまり知られていない、おそらくやがては歴史の埃の中に埋もれて忘れ去られてしまいそうな人――マイナーポエットな人たちについて、今自分が知る限りのことを記していきたいと思っている。それこそが自分の役割かも知れないと。
2年前の夏、まったく期待も予期もせずに、TBSのアナウンサー故林美雄さんのことをこのブログでその思い出を書いた。そしたら予想外の反響と、その回を読んでくれた方々から連絡があり、今では、彼のファンクラブもできて、その会員たちと大変親しくしてもらっている。まったく夢のようだ。こんな拙いブログでもそれぐらいの力はあるのである。侮ってはならないと自分でも思った。
これからも知る限り忘れがたい大切な思い出に残る人たちのことを書き残していきたいと考えている。ぜひ、ご意見ご協力お願いしたい。近いうちまず書きたいのは、故若林純夫氏や、林亭と林ヒロシや、田中研二たち、日本のフォークシーンを影で支え、今も支え続けている人たちについてである。