突然の辞意表明~安倍首相の頭の中身を疑う
呆れて二の句が告げないとはこのことだ。先日内閣改造を行ったばかりで、一昨日国会で所信表明演説を行い、今日の本会議直前になって国会に行かず官邸に引きこもって突然の辞意表明とは、日本の憲政史上前代未聞の珍事であろう。
先ほど、2時からの会見を見たが、泣きはらしたようなうるうるの涙目で、民主党が党首会談に応じてくれないからとか、テロ特措法が切れてインド洋で自衛隊の給油活動がこのままだとできなくなって国際公約が果たせないとか、「テロとの戦い」を繰り返すばかりで辞める理由もはっきり語らず、納得いかないことばかりを記者の質問に今にも泣き出さんばかりの顔でこぼしている。どうやら今日になって突然辞めようと決めたらしい。
要するに、どうやっても思い通りに行かず、先行き難局が待つのは確実であるから急に嫌になって「もーやーめた!」と政権を投げ出したのであろう。増坊も子供的だが、まったくもってこの男こそ子供である。こんな幼児的人間が一国の総理なのだから恥ずかしい限りではないか。
テロとの戦いも大事だろうが、首相の仕事とは、外交だけではない。何よりも持論の改革を継続して、戦後レジームを見直すつもりではなかったのか。その一法案に民主党ら野党が反対して可決、継続が難しいからそれだけを理由に辞めるなんて前代未聞である。どうして辞めることが局面打開に繋がるのか。辞めるならば、先の参院選の結果が出た時点で民意が下ったのだから潔くすぐ責任をとって辞めるべきであった。この男、結局すべてにおいていつも後手後手で、とことん無責任であった。
首相の退陣を求めてきた側の人間としても喜ぶどころか、あまりの無責任、身勝手さに情けなさのあまり怒りさえ覚える。
※誰かさんのように鬱病から自殺しないだけ良かったというべきかもしれないが、おかげで、このブログ、予定が変わって書きたいことがなかなか書けないではないか!