二台目のパソコンを買った話等々・前
実は、先日のこと、思い切って新しくパソコンを買いました。そのご報告を少し。
増坊が今使っているパソコンは、2002年の春先、ちょうど今頃、新宿のヨドバシカメラで買ったSOTEC社製のデスクトップ型ので、当時としてはスペックも高く、インテルのペンティアム4プロセッサ1.60GHz、256MBで、ハードディスクは80GBもあった。値段は確か16万円弱だったかと思う。ウインドウズXPは出たばかりだったのでガイド本もなくて当初は少し苦労した。
それからちょうど丸5年、買ってすぐにクラッシュしてハードディスク?を無料交換してもらったものの、幸い使い始めてからは大きなトラブルもなく、ネット古書店も始められたし、メルマガやブログと、大いに活用してきた。
しかし、ご存知の通り、パソコンは、使っているとしだいに立ち上がりや作業の際にやたら時間がかかるようになる。メカニズムに詳しくないので何故かは推測だが、要するにファイルが溜まってくると何をするにも遅くなるらしい。そして時に反応しない、つまりフリーズすることも。
何がいけないのか、詰まるところ増坊は何にせよボーダイに書くことも多いからか、古本屋として在庫本の情報とかどんどん入れていったら、ショップサイト構築ソフトはすぐに容量過多でフリーズ気味となってしまった。仕方なく、総合ショップサイトと契約してそこに間借りして今はちまちま自店の本を売っているのだが、その話はさておき。今では、パソコン自体を起動させるのにも、スイッチを入れてから、例えばメールソフトを起動するまで、常に延々5分以上かかってしまう。設定を読み込むだけでその時間ぼんやりと待つわけなのだ。うんざりである。
要するに、不要なのや使用済みファイルが溜まったらそのときどき整理整頓し消してゆき、必要なのはバックアップを録るなどのメンテが必要だったのだが、増坊のすべての常として、ご存知のだらしない性格ゆえ、本や雑誌と同じようにひたすら溜まる一方でいつしかひたすら重くなっていたのである。
また、読み込み途中にヘンなビープー音が出たり、作業途中に突然、「問題が発生しました。これまでの情報は失われる可能性はあります」と表示が出て、せっかく書いた文やデータが消えてしまったことも何度もあって、長いメルマガを編集したり、力作の原稿を書いているときは、いつまた消えるか、常に冷や汗ものだった。これでは精神衛生上誠に悪い。無事完成しても気疲労でくたくたになる。
そこで、1年ぐらい前から、できればXPがまだ出ているうちに、スペアを兼ねてもう一台パソコンを手に入れようと新聞でデル社製の広告を見たり、漠然と検討し始めていたのだ。《次回に一回だけ続きます》