今月も何とか一応無事に終わる
今月も残すところあと1日。内容はともかく、連日書き込む連続記録は達成できそうだ。それにしてもこのところ毎度のことだが、この夏も暑い。他の地方は知らないが、東京はまだ梅雨もあけてないのに、連日真夏日が続いて、昨日はとうとう36度を超し、6月としては最高記録を更新してしまった。昨年の夏も記録破りに暑かったが、今年もかなり暑くなりそうなイヤな予感がする。でも、今日は久々の雨が降ったせいか、気温は低くこれまでに比べるとだいぶ過ごしやすい。実はこのところ体調が悪く、医者がよいが続いていた。鈍い頭痛とめまい、ふらつき、体力の低下などで起きていられない。パソコンに向かっていると目を開けていられず、すぐ倒れ込むように寝てしまう。ネット古書店としてはとても困った事態で仕事にならない。仕事にならないのはそもそも昔からのことなのに、さらに仕事にならないとさすがに生活にひびく。仕方ないので人間ドックへ行って検査中だが、結果はまだ出ないが、腎虚か、肝臓でも悪いのかもしれない。このところ酒を飲んでもおいしくないし、第一飲めなくなってきているのだから。
それでも今日は涼しいのでだいぶ楽だ。それだけでも生きている価値があるような気がする。自分でも体調の悪い原因は実は何となくわかっている。以前もなったことがあるので、たぶん鬱病に陥ったのだと思う。いろいろなトラブルや、解決されない諸々の事態、先行き不透明な将来に、頭を悩ませた挙げ句だいぶ精神的に弱ってきていたのだ。「鬱」の魔の手は、そうした疲れた心に忍び寄り、すべてのことが色を失い、輝きをなくし、無意味のように思えてくる。
アマゾン出品の方も、最近は何故かやる気を失って、出品、再出品の手続きもただただ煩わしいだけだ。そうなると、不思議にも注文は途切れて、これまでは確実に最低でも1日1冊、ときに、1日に何冊も注文があったのに、先日来、3日も4日も注文のない日が続いたり、とうとう先月の売り上げは出品開始以来最低となってしまった。
結局この世のすべては気合いというか、気力、やる気なのだと思う。その「気」がないと何も始まらない。こうなったら、アニマル浜口氏にのジムにでも行って、大声と共に「気合いだア~!!」と全身に気合いを入れてもらおうかとマジに考えている。人生で大切なこと、一番大事なことは、お金でも健康でも恋人でもなくて、まずは自らの「気力」なのではないかと考えてる。それが弱ると全てに波及し事態はどんどん悪い方向に進んでいくのだと思う。解ってはいる、このままではマズイ。が、今の自分ではその解決策が見えてこない。時間だけが困惑のままに過ぎていく。
というわけで、気を取り直して、次回からは斉藤緑雨とその時代について書いていくつもりでいる。だが今の人で、緑雨という明治の文人、操觚者、ジャーナリストを知っている人がいるだろうか。