いよいよこれから両国へ
世間は絶好のお花見日和である。
と、朝から大工が四人来て、我が家の壊しが始まって、今騒音と塵芥が巻き起こっている。
忙しいときに大変なことが始まってしまい、もうパニック状態の増坊だ。
くわしいことは帰ったら報告します。
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改めてすべてはここからだと誓った。
立川から12時過ぎの終電2本前で帰ってきた。
自分の思いが早くもかなった素晴らしいライブであった。かねてから旧知の尊敬する鰯家猫輔さんと今一番懇意にしているバロンなかざわ、そして愛すべきハニーバイキングという大好きな三組が一夜に出揃うという夢のようなライブが現実となった。
本日お越し頂いた方は、その奇跡のような素晴らしい場に立ち会えたことをきっと幸運に思い満足されたと信ずる。今晩は企画した側が想像していた以上に最良の楽しい満足できるライブとなった。その場が提供できたこと自体を今すごく誇りに思っている。それはきっと来てくれた誰もが同じように感じたことに違いない。
ただ、惜しむべくは、予定していたお客さんが都合で来れなかったりと、前回の中川五郎さんのときのようには満席とはならなくて、つくづくライブとは水物だと今さらながら初めて苦い思いも噛み締める結果となった。皆お花見に流れたのだろうか。これまでの企画、不安でいてもフタを開ければそれなりに何とか予想していた以上にお客は来てくれていたのだが、これが現実なのだと思い知った。当たり前のことだが、良いものが多くの人にすぐに届きすぐに反応が返るわけがない。それが出来ていたら世の中はもっと早く良くなっている。
これは企画自体が悪かったのではない。、一重に自分の力足らず、宣伝不足であったと帰路の電車でドアに頭を打ちつけながら反省しきりであった。熱演にも関わらず客がやや少なく出演者の方々には心より申し訳ない。皆さん芸達者で感心至極のステージであったのに。
あれこれ忙しく時間がなかったからとか、体調も悪かったとか言い訳はしたくない。この顔ぶれでそれに見合うお客を集められなかったことは全て自分の不甲斐なさだと今は自責の念でいっぱいである。ライブが良かった分だけ、それをもっと多くの人に知らしめることが出来なかったという悔いが強く残る。
だが、繰り返しになるが、人生、生きることとは出会いであり、こうして何かをきっかけに本来出会うことのない住まいも年齢も異なる人たちが、音楽を通して一堂に会しそして知り合い、これから繋がっていくきっかけとなるならば、その場を企画する意義があるし、それこそが音楽というものの役割なのだと信じている。今は萎えそうになる気分を必死に奮い立たせている。これはこれで良かったし、まだ次はあるのだと。
まあ、それでも今回のライブでは、猫さんやバロンと今までゲスト的にフォークロアセンターに少しだけ出てもらい常にすまなく思っていた方々にようやくきちんとスポットを当てて、その実力を遺憾なくはっきりと示してもらうことが出来たと思うので、個人的には大満足している。やはり彼らは只者ではない。驚くべき芸達者でほとほと感心させられた。これこそが芸人であり、プロということなのだと思い知らされた。
詳しくは今回のライブも含めて、ブログできちんと報告していく。そう、改めてここからだ。頑張らねばと思う。
♪振り出しに戻されることもあるだろう だけど涙より微笑みを、さあ顔上げて と今さっきバロンが歌ってくれた歌が自分にはあるではないか。