このままでは家は永久に立たない。
★ぼけまるさんと館野公一さん。
一昨日はかけこみ亭で沖縄音楽の企画があり、雨も上がったので夕直後ついふらっと行ったら楽しい音楽と愉快な仲間に浮かれて泡盛をかなり呑んだ。例によって途中から意識がなくなって、何とか終電で帰っては来れたもののそのまま寝ると宿酔いになりそうだったので、ブログを翌日の分まで酔った勢いで書いた。で、今読み返すと支離滅裂でいろいろ問題あるので後ほど消して書き直すつもりでいるが、まあ書いたことに偽りはなく、つい日頃溜まったストレスが酔ったせいで本音となって爆発したと言えよう。いろいろご心配おかけして申し訳ない。
実は家の工事が全然始まらず、苛立っている。八つ場ダム建設の是非で翻弄されている住民の気持ちもこんなんかとつくづく思う。工事開始をあてにしてかなり壊せるところはこの夏から壊してしまい半ば廃屋状態となっているのに、大工が来ないのである。壊すことを前提にした六畳一間で、今雨戸もなくガラス戸一枚で石油温風ヒーターだけで暖をとっているのだが、真冬になればそれだけではとてもやっていれけない。コタツがあればともかく、コタツを設置することも先が見えないのでできやしないのだ。
先に書いたとおり、予定では11月の頭、文化の日のあとから工事開始のはずだった。だが、大工は忙しいのかなかなか来ず、何回も連絡とっているのだがつかまらず、電話がつながっても近いうちに行くからと言うだけで一ヶ月がたってしまい、もう12月に入り暮れ間近となってしまった。今年こそは完成とならずとも工事は絶対始まると確信していたのに・・・。
何で大工は来ないのか、問い糾したわけではないが、想像するに、要するに他の仕事が入ってそちらが忙しく、こっちは毎度延び延びとなっていたので、どうせ急がないだろうと後回しにしているのであろう。お互い気心も知れているし、なあなあというか半ば友人関係にあるような付き合いだから、こちらも無理言って待ってもらったりもしてきたし、工事自体もいろいろ我がままな条件でお願いすることになっている。向こうとしては、面倒なだけで儲けの出ない仕事だから、他の仕事が入れば、そっちを優先してしまうのもわからなくもない。じっさい、これまでは双方そんな感じでゆるーくうまく付き合ってきていた。
しかし、ここまで計画が延びて、こちらも必死で自ら壊せるところは壊したのに工事が始まらないと、今後の予定も立たないし、生活設計もままならず、ダムに翻弄された住民ではないが、本当にどうしてよいかわからずただ困るしかない。いったいいつから工事は始まるのか。
今思うことは、こんな調子で、向こうの都合の良いときでいいからと向こうに合わせて待っていたらば、絶対に家なんか完成しないということだ。その間もモノは次々増え続けるからどこかに移動させても移動させてもモノは増えるばかりで片付かないし、大工は何だかんだ口実つけてまた次のラクで儲かる仕事を入れていくだろう。特に12月は新年を前にして人は家の修繕や塗装の塗りなおしなどしたがるから大工たちはかきいれ時なのである。結局は年が明けて真冬にでもならないとヒマにはならないのか。
しかし、それは大工の都合であり、こちらにはこちらの都合もある。当初の予定では春時にはとっくに完成させて、お待たせした多くの友人知人を招いて新居で三日三晩の大規模な完成ライブパーティーをやるつもりで、既に岡大介をはじめ多くのミュージシャンにその話をしてきたのだ。だから本当にこのままではメドも立たず困るわけで堪忍袋の緒が切れたというわけだ。
このまま来なければ大工の家に押しかけて直談判して施主の立場としてはっきりと言うべきことを言う。人はときに怒ることも必要なのだ。温厚で温和な人だと甘く見られてしまうだけだ。もうこれ以上いたずらに先延ばしできないし、もう全てが限界なのだ。ダムは中止にするのが正しいが、家の工事はここまできて中止にできやしない。ともかく一日も早く完成させて皆さんにお披露目したいと心底思っている。動きがあれば即報告する。12月、今年も残り少なくなってこんなことを書くなんてまったく情けなく恥ずかしいことだ。