本の人生 本との人生 末端古本屋雑記帳
2012-09-27T13:12:50+09:00
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本好き、活字好きが昂じてネット古書店を始めた店主の本にまつわる四方山話
Excite Blog
サマークリスマス2012、@阿佐ヶ谷あるぽらん
http://masdart.exblog.jp/18432525/
2012-08-25T23:59:00+09:00
2012-09-08T21:30:22+09:00
2012-09-08T20:53:02+09:00
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林美雄関連記事
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2012年、ええかげん祭り参加報告記
http://masdart.exblog.jp/18354872/
2012-08-12T23:37:00+09:00
2012-09-23T00:28:13+09:00
2012-08-18T14:43:05+09:00
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音楽のはなし
★会場「ええかげん」の様子。唄っているのはカマケン氏と瀬戸口修の迷コンビ。
2012年8月、三重県津市河芸の“浜辺の漁師小屋・丸三水産ええかげん祭り模様を途中から画像で報告していく。 ※敬称略
今年もまた性懲りもなく増坊も行ってきました。中京近畿圏の夏の一大フォークイベント、ええかげん祭り。今回はお盆休みの最中、8月12日の開催で、いつもながらの暑さの中多彩なフォークシンガーが勢ぞろいしました。以下、途中からですが・・・※前半部のアマチュアの方々は観ることがかないませんでした。残念なので誰か画像アップしていたら勝手にリンクしてください。 ★ええかげんで出会い知り合って毎年再会を楽しみにしている、心温まるうたを唄う川崎こうじとそのお仲間たち。 ★今年も春一で会場を沸かせたモーリーは、昨年に引き続き二度目の登場。 ★プロの部、トップバッターの鎌倉研は、盟友瀬戸口修と共に。 ★ゲスト参加の瀬戸口さんも渋い喉を聞かせてくれた。 ★そして御大村上律が愛用のバンジョーで登場! ★後半はドブロをスチールギターとして超絶スライドコーナー。 ★飛び入りでガスリーも加わって、南京豆のうたなどで。
★今年も浜辺で泳いできたカマケン氏が中川五郎を紹介して ★今最も時代に向けて熱い確かなメッセージを発信する男・中川五郎登場!!
★そして照明をほとんど落として金森幸介の渾身のステージへ。 ★いとうたかおも加わって静謐な時が続く。 ★いったんいとうたかおのステージに代わって、また最後はこのところツアーを共にしている金森、いとうの二人で魂に響くうたが続く。観客は発する言葉もなかった。 ★最後はええかげんのハウスバンドとも呼べる、ウエル・カムバック(石浦、江口、さかうえけんいち)の面々が手堅く場を〆て今年2012年のええかげん祭りは無事盛況のうちに終わった。 ★カメラの調子が悪く画像が少なくてごめんなさい。 ★珍しく皆で入口のところで記念写真を撮った。【了】
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第3回隅田川フォークフェス報告記
http://masdart.exblog.jp/18229757/
2012-07-07T22:15:00+09:00
2012-07-16T01:43:00+09:00
2012-07-15T22:22:10+09:00
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音楽のはなし
一昨年、2010年に引き続き、両国の江島杉山神社の中、本殿内で行われた第3回目となる隅田川フォークフェスの模様を時間追って画像で紹介する。
★ここが会場となる歴史ある江島杉山神社。この社殿の中の畳の大広間がコンサートの会場となる。 ★コンサートは定刻通り午後1時に始まった。第一部は、今年が生誕100周年を迎える、ウッディ・ガスリーを記念してレコードコンサートから。司会進行役の川原徹三氏。 ★42年の歴史をほこる両国フォークロアセンター主宰の国崎清秀氏(左)。このイベントの実質的仕掛け人、主催・責任者である。 ★ご近所でユニークな私設図書館を開いている眺花亭主人。今回のフェス開催に尽力され外のテントでは一箱古本市を開催した。あいにく豪雨にたたられ不運であった。 ★何をしているかというと皆でウッディの貴重なレコードを聴いているところ。 ★今回のフェス、司会にうたに大活躍のダンディな川原徹三氏。 ★そしてウッディのうたを皆でワークショップ的に演奏して「第一部」は手短に終わった。左からオートハープ/石浦誠二氏、ギター/太田三造氏、バンジョー/石川修次氏の面々。ここでいったん小休憩。
★プログラムにはなかったが、特別ゲストの飛び入りとして、お相撲さんの町両国にふさわしく、元力士たちによる「相撲甚句」が披露され観客の喝采を浴びた。いわば伴奏なしのアカペラなのだが、素晴らしい「うた」であった。はぁ~どすこい、どすこい。 ★毎回会場である神社を快く使わせていただいている江島杉山神社の女性宮司さん。本当にいつもお世話様です。有難うございます! ★第二部の「七夕コンサート」の幕開けは、バイオリン演歌師楽四季一生(たのしきかずお)氏。前回に引き続いての登場だが、実に神社の社殿にマッチして観客を大いに沸かせた。 ★そしてこのところ売れっ子で当ブログでもおなじみの藤しんいちろう氏が隅田川フェスに初登場、場を盛り上げた。 ★そして今回のフェスの目玉は人気の若手トリオ「くもりな」。達者なサポートメンバーを連れて5人での登場。 ★ボーカルのめいりんのソロでの弾き語りも素晴らしかった。 ★「くもりな」のめいりんの透明な歌声に会客はしばし蒸し暑さを忘れて聞き惚れた。 ★次いで登場したのは、井形大作氏。クールな歌声と抜群の洒落た音楽センスで場をうまくつないでくれた。 と、ここでまた突然の飛び入りで近在にお住いの詩人が自作詩朗読を。お名前失念 ★今回井形氏と共にマスダ推薦で初参加のオボヒロ氏。外見に似合わず(失礼!)チャーミングな歌声は観客の心に染み入ったか。 ★川原バンドの面々のステージ。 ★オートハープとバンジョーの石浦誠二氏。 ★珍しいフレットレスバンジョーと心に染み入る唄を披露したバンジョーコレクターとしても知られる石川修次氏。 ★そして夕方5時も過ぎたころ、この日のトリは、隅田川フェスには第一回目から連続出場のわれらが岡大介! 待ってました!! ★今や貫録さえ出てきた岡さんが手堅く最後を熱くうたい上げて本ステージはすべて終了。そして皆で最後に1曲合奏して今年の隅田川フェスはかなり予定時刻を超過したものの何とか無事終了。 ★最後は例によって皆で「記念写真」。長時間皆様お疲れ様でした。
※コンサートなど詳細については増坊の別ブログをご参照ください。http://masdart.asablo.jp/blog/
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有馬敲と新潟の歌い手たち 詩朗読ライブ@新潟2012.6/2
http://masdart.exblog.jp/18472681/
2012-06-02T23:19:00+09:00
2012-09-27T13:12:50+09:00
2012-09-20T00:21:35+09:00
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音楽のはなし
京都在住の世界的に活躍している詩人・有馬敲(ありまたかし)を迎えて新潟巻町で地元シンガーと詩人の共演「詩とうた」のライブイベントが催された。詳細は別ブログで報告してあるので公演当日の様子を画像で追っていく。 ★会場となった岩室温泉伝統文化伝承館の前での有馬敲氏。京都から飛行機でこの日の昼に来られたばかり。 ★主催のたっつあんら共演者たちと控室での打ち合わせ。
★開演前の会場風景。 ★開演。まずたっつあんが本日の公演の流れを説明し有馬さんを紹介する。 ★トップバッターはたっつあんが自作を3曲歌い上げた。『角田山』は名曲である。 ★地元新潟市西蒲区・角田浜にアトリエギャラリー「ぷらっと」を構える画家で詩人でもある小林直司氏が自作詩「大根賛歌」をパフォーマンスたっぷりに謳い上げた。
★ワンコードに情念を燃やすギター詩人そうだみつのりが切々朗々と自作曲を3曲披露した。 ★そしていよいよこのライブの主役・有馬敲登場!! ★約45分もの間、傘寿を迎えた有馬さんは、椅子に座ることなく立ちっぱなしで自作詩を堂々を謡い朗読した。聴衆は彼の一挙一動に目を凝らし真摯に耳を傾けた。 ★そして、コミカルな味わいと風刺ソングに定評のある藤しんいちろうが登場。場をわかした。 ★再びたっつあんが登場、有馬さんの「童謡」詩に曲をつけたものを『ぼくのしるし』よろしく数曲披露した。 ★有馬さんも再びステージに登場し軽妙なトークをたっつあんと繰り広げる。 ★そして地元新潟在住の詩人たちがマイクを握って新潟に来られた有馬さんに熱いエールを送った。清水マサさん。 ★ビート詩人として名高い経田佑介氏も熱く熱唱した。
★そして最後は新潟のシンガーたちと共に御大有馬敲も加わって高田渡が有馬さんの詩にメロディを付けた楽曲『年輪・歯車』を皆でうたって素晴らしいコンサートは無事終演となった。 ★終演後、地元メディアの取材を受ける有馬氏。このコンサートは新聞記事として後日大きく報じられた。 ★この日の打ち上げ&宿泊は、会場近くの築数百年という古民家、旧庄屋佐藤家であった。煙の上がる本物の囲炉裏ばたで皆で和気あいあいライブの成功を祝った。実に新潟的な印象深い一夜であった。※有馬さんは温泉ホテルへ先に帰られ休まれた。翌日のことは別項で報告してあります。
昨年初夏、熊坂るつこさんの新潟公演をきっかけにひょんなことから新潟のフォークシンガーたちと知り合うことができた。その代表たっつあんが有馬敲さんのファンだと知って有馬さんを新潟にお招きできたらと呑み会の席で酔っぱらって話した。
今年2012年の正月明け、有馬敲氏が東京に来られた際に新潟出身の藤しんいちろう氏を有馬さんに紹介し、以後とんとん拍子に彼とたっつあん、有馬さんとで話が進み今回の有馬敲を新潟に招き詩とフォークソングのライブ公演に至った。そこにはたっつあんが学生時代、関西フォークムーブメント全盛期に京都で学生時代を送ったという経歴も大きく関係しているが、それにしても不思議な縁だと改めて思わざるえない。新潟近郊のお客様も大勢来られ公演は大成功であった。何か誰かに予め仕組まれていたかのような気さえしている。自分の存在、関わったことが人と人とをつなぎ新しく何かを成し得たことに貢献できたのならばこれほど光栄なことはない。こんな自分にも役割があったのだ。深い感動と満足を覚える。音楽と詩、その芸術の神に心より深く感謝したい。
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熊坂るつこ新潟ツアー2012.4月29日の記録
http://masdart.exblog.jp/18406303/
2012-04-29T23:32:00+09:00
2012-09-23T00:48:00+09:00
2012-09-01T14:05:22+09:00
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音楽のはなし
2012年の熊坂るつこ春の新潟ツアーの二日目は、会場を変え岩室温泉の「いわむろや」敷地内にある「伝統文化伝承館」という木をふんだんに使ったホールで、地元の人気シンガー蒲沢正秀、メジカラを迎えて昼2時からのライブとなった。 ★昨晩は皆でこの山小屋に泊まりました。かんだ山荘と言って、電気も水道も来ていない!? ★そんで朝早くから近くのワイナリー&温泉入浴施設に皆で繰り出し焼き立てパンの朝食をとりました。 ★この奥の建物が伝承館。音響も照明も素晴らしい良いホール会場でした。 ★会場設営中。 ★オープニングアクトは、地元の女性コーラスグループメヂカラ。ただ今CD製作中とのこと、楽しみである。 ★新潟が誇る実力派シンガー蒲沢正秀。堂々たる歌いっぷりと巧みなトークで会場を大いに沸かす。 ★そしてメインのルっちゃん登場。 ★彼女のボーカルも切々として胸を打った。思わず落涙させられました。 ★そして蒲ちゃんとルっちゃんの二人で熱き共演。 ★ときに明るく軽やかに、ときに激しく妖艶に、情念を燃やし尽くす「魂のアコーディオン弾き」熊坂るつこ渾身のステージを観客は息を呑んで見守りました。 ★この日の「打ち上げ」は、巻町に戻って、昨晩のライブがあった交流館囲炉裏で車座になって。 ★今日の主役二人のツーショット、いい笑顔してますね。 ★メヂカラの人もノリノリむでありんす。 ★宴はいつ果てるともなく続き皆さん興が乗り、それぞれギター抱えてひとくさり。 ★最後は、マイナーワンコードの詩人、そうだみつのりとルっちゃんとの夢のコラボ!! ★その晩はたっつあんちに泊めて頂きました。そして翌朝、東京へ戻るその朝、みんな揃って記念撮影。満ち足りた良い顔してます。行けて良かった。楽しかったす。みなさんお疲れ様でした!! 文責・写真/増坊記
★緊急告知!!熊坂るつこ秋の新潟ツアー決定! 10月21日 東京から参加者募集中! 詳細は拙ブログにて。 ★おまけ これが地元話題の人気B級グルメ、カりーナだ! 巻町へ行ったら食べるべし。
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熊坂るつこ新潟ツアー2012.4月28日の記録
http://masdart.exblog.jp/18038228/
2012-04-28T23:06:00+09:00
2012-06-01T22:29:32+09:00
2012-05-31T01:14:19+09:00
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音楽のはなし
★去年に引き続き、今年2012年も新潟市巻町での催された“魂のアコーディオン弾き”熊坂ルっちゃんのライブツアーに同行してきました。これはそのときの記録。 ★連休の最中でありましたが、道はほとんど渋滞せず一路関越道を新潟に向って走り続け、谷川岳が見える辺りからはまだ山々には残雪が。 ★今回のメンバー、これに藤しんいちろう氏が加わり四人。谷川だけのPAにて、桜が満開でした。 ★途中、時間があったので、いったん六日町で一般道に降りて、ご当地の名物料理「へぎそば」を食べました。これでそば5人前。てんぶら盛り合わせで四人分。 ★あまりの量と安さにカンドーしつつ、何とかそばだけは残さず全部食べました。てんぷらは持ち帰りにしてもらって。店で腹一杯苦しいほどそば食べたのは初めて! ★昼過ぎには、初日の開場のある新潟市巻町の鯛車(たいぐるま)商店街に到着。これがその郷土玩具、「鯛車」。 ★ここが会場となる地域交流館「囲炉裏」。元は郵便局だったようです。ルッちゃんのポスターが町のあちこちに貼られてあります。 ★オープニングは地元の人気コンビ、「鯛車ブラザーズ」のお二人。ギターの名手と超絶美声の義兄弟。かっこが派手なほうが、美声の主、鯛車しんさん。 ★そのしんさんをサポートするギタリストでかっこが地味な方が鯛車さかい氏。 ★休憩後、いよいよ魂のアコーディオン弾き、熊坂路得子登場。この日はフリーコンサートで、商店街にふらっと立ち寄られたお客も多かったのですが、アコーディオンと言う楽器の説明を交えつつ手を抜くことなく渾身のステージを繰り広げ、お客様は皆さん楽器の奥深さをたっぷり味わい圧倒されました。 ★そして前年の新潟ライブのとき、彼女がサポートした藤しんいちろう氏がゲストとして登場。場を沸かせて再びルッちゃんと共演しました。 ★最後は鯛車ブラザーズが再び登場し、ルッちゃんと3人でジョイントのステージを。 ★商店街のイベントなので、子供がステージに飛び入りし、一緒に唄って会場は盛り上がりました。 ★超満員、開場に入りきれなく外で音だけ聴いた方もいたほどの初日の公演は大盛況のうち無事に終了となりました。 ★この日の打ち上げは、町のシンボル角田山の山中にあるカンダ山荘で。ここにこの晩は皆で泊めていただきました。とても楽しい一日でありました。
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無頼庵オープニング記念コンサート大盛況のうちに終了す!
http://masdart.exblog.jp/17735943/
2012-03-24T23:41:00+09:00
2012-03-28T20:36:52+09:00
2012-03-28T11:47:36+09:00
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音楽のはなし
古本音楽ハウス「無頼庵オープニングイベントは無事終了いたしました。多くのお客様ご来場とご支援誠に有難うございました!!
おかげさまで、古本音楽家「無頼庵」のオープニング記念ライブパーティは、日本フォーク界の至宝中川五郎、村上律に加え多くのミュージシャンを迎えて大盛況のうちに無事終わりました。当日の詳細は別ブログで綴っておりますが、ここでは画像で当日の様子を紹介します。
2012年3月24日、今年は春の訪れが遅い都下西多摩青梅線下車某所にある古本音楽ハウス無頼庵には、午後5時の開場を前に多くのお客様が集まりました。その数総勢30数名!
オープニングアクトの開始は5時半からでしたが、その前から古本に囲まれた無頼庵室内では、店主増坊のコンサートにいつも登場する太田三造が作ってくれた店のテーマ曲「うたう古本屋」のニューバージョンが流れておりました。※画像撮れなくてごめんなさい。
そしてまずオープニングは、毎度おなじみ酒場の超絶ギタリスト外山“ちょっと・アトキンス”雄二の素晴らしいギタープレイが観客を圧倒させ、これから始まる本日のステージの期待を高めていきました。※当初の予定では、若手のサンシャイン・ビレッジ・バンドが登場する予定でしたが諸般の事情で来れなくなりました。ごめんなさい。 ★外山さんの素晴らしいギタープレイに観客は息をのみました。 ★そして増坊とはソウルブラザーの関係にあるブルースの帝王さこ大介兄いが次回のイベントの「予告編」として2曲ほど熱唱。
そしてしばしの休憩後、いよいよ今回のイベントのメインイベンターであるバンジョー律五郎のお一方、中川五郎が12弦ギターバンジョー下げて登場! ★毎度の全身全霊の熱唱のあとギターに持ち替えて ★次いでいよいよ村上律がラップスチールギターを携えて登場する。 ★途中、愛用のバンジョーに持ち替えて。 ★二人のセッションに、名マンドリン奏者で無頼庵お馴染み舘野公一も加わる。 ★「ミスター・ボージャングル」では外山誠二も入って、最後は会場全員で「生活の柄」でライブは終わりました。 ★ハーモニカで太田三造も飛び入り。 ★このまま素晴らしく楽しい心温まる演奏はいつまでも続いてほしかった・・・
★終演後の懇親会では、酒や肴をつまみつつまだ興奮冷めやらぬ物足りないファンやミュージシャンたちのジャムセッションが続いていたようです。これは増坊の一押しシンガー肥後真一のシーン。 ★そして最後に出演者たちを囲んで記念写真を撮りました。参加者はもっといたのですが、この時間までに先に帰られた方も多くいたのでこの人数で散会となりその後もお泊まりのお客さんもいらしたのでした。
じっさいのところ、主催者であり無頼庵店主の増坊は、懇親会の料理を作ったり裏方作業が忙しくて演奏はほとんど観ることも味わうこともできませんでした。参加された皆さん方が満足されたかどのような感想を抱いたかとても気になりますが、まずはオープニング記念の催しとしては盛況のうちに無事に終わったのでとても良かったと思います。皆さんの心にこの晩のことはいつまでも思い出なりますように。
今回は毎度ながら準備とスタッフ不足で、いろいろ不備もたつきなど至らぬ点が多々ありましたことを今さらですがこの場でお詫びいたします。ご迷惑おかけしました。それと様々な差し入れとお心遣いにも深く感謝いたします。今後もまた定期的にライブは開催していきますので、ぜひお時間とご都合ゆるす方はお気軽にぜひまたお誘いあわせのうえ遊びに来てください。本と音楽を愛する方ならどなたでも歓待いたします。
参加された方も今回はご都合で来られなかった方々もどうも有難うございました。お世話になりました。皆様に神のご加護がありますように。※文中敬称略 古本音楽家マスダ昭哲拝
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無頼庵オープン記念ライブ・「バンジョー律五郎」3月24日と決定!
http://masdart.exblog.jp/17314468/
2012-01-14T13:51:00+09:00
2012-01-19T10:04:38+09:00
2012-01-14T13:52:43+09:00
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音楽のはなし
2012年3月24日(土)中川五郎&村上律 ジョイント コンサート@無頼庵(マスダ家)
お待たせしました。ブックカフェ・古本音楽ハウス無頼庵のオープンを記念して盤上律五郎ことミスターフォークソング・御大中川五郎・村上律の大ベテランお二方をお迎えしてライブコンサートを開催します。
ぜひどなたでもお気軽にお越しください。日本のフォークソング史にその名を残す大ベテランお二方による心を熱くさせる共演ライブです。
◆日時:2012年3月24日土曜 午後5時開場 律五郎ライブ開始6時の予定※オープニングアクト有
◆場所:東京・昭島市古本音楽ハウス「無頼庵」※参加申し込みされた方に地図お知らせします。JR青梅線昭島駅下車歩約10分
◆料金:予約2千円 当日2500円 律五郎を囲んで懇親会参加費千円。※お早めに参加予約された方は豪華料理&飲み物フリーの懇親会参加費を無料にします。
◆問い合わせ・来場予約:無頼庵マスダ090-8175-8479 ★当ブログのコメント欄に連絡先とご氏名人数をコメントされてもかまいません。また律五郎氏に直接申し込まれても。
★観客席数は20席ですので、どうかお早めに予約お願いします。大勢のフォークソングファンの方々のご来場を心より店主マスダとスタッフ一同お待ちしております。
詳細は無頼庵の別ブログ http://masdart.asablo.jp/blog/ も覗いて見てください。※この情報は1月半ばのものです。詳しいことは3月になっての直近のブログをご確認ください。 ★今回は律さんの味わいバンジョーの他に超絶ラップスチールギターも堪能できます。ほんま凄いでっせ。それに五郎さんの熱唱も百万光年の彼方へと冴えわたる。ジャンプしてもいいけど本の山を崩さないでぇ~!
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ブックカフェ「無頼庵」プレ・オープンイベントの報告
http://masdart.exblog.jp/17035381/
2011-10-30T22:30:00+09:00
2011-11-01T03:32:18+09:00
2011-10-30T22:31:02+09:00
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音楽のはなし
三多摩の片田舎にできた秘密結社的ブックカフェ無頼庵に、多くの関係者が集い、素晴らしい唄と料理と酒で秋の一日を楽しく過ごした。以下その記録と記憶。 ★開場は1時だったが、予定より遅れて2時過ぎにお客さんが揃い始め2時半よりライブが始まった。 ★トップバッターはベテランシンガー「語り歌」の館野公一。観客の心をしっかり掴んだ。 ★続いて登場は宮瀧順子、ギター伴奏は井形大作。心温まる歌声が響く。 ★クールなナイスガイ、井形大作 ★ジョン・ホールの名曲反核ソング「パワー」を日本語詞でみほこん、宮瀧順子も加わり熱くうたった。 ★初参加で今回初登場のオボヒロさん。
★合間合間に参加者の皆さんひたすら呑んで食べて。会場の様子A
★ひたすら呑んで食べてる会場の様子B
★増坊が最近親しくお付き合い頂いているヒゴさんはひょうひょうと。
★小作ルシールで魅せられてお招きした西多摩フォークジャンボリーの西島寛二は観客に深い感銘を与えた。
★謎のカンザシ職人が特製タルトをこしらえてくださったので皆でおいしく切り分けて。
★ライブは佳境に入り、ハロウィンの衣装で人気者みほこん登場!
★おっちゃんのアイドルみほこんに会場のおっさんたちはメロメロに。
★プレ・イベントライブのトリは、新潟出身の藤しんいちろう。観客を大いに笑わせ沸かせて場をしっかりと締めた。ご出演の皆さんお疲れ様でした。 ★一応散会の前に皆で記念写真を撮りました。先に帰った方も、この後に来た方もいたので全員ではない。いい歳してカメラ向けられピースマークしているおバカさんが若干いるのはご愛嬌である。
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★青梅・春一番 小作ルシールの巻 VOL.1
http://masdart.exblog.jp/16916774/
2011-09-24T23:12:00+09:00
2011-09-30T21:34:04+09:00
2011-09-30T21:17:19+09:00
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音楽のはなし
「青梅・春一番」コンサートⅤol.1
・出演者登場順に
良いライブであった。そしてまた新たな出会いがあり、これもまた偶然かつ必然のことだったようにも思える。何より地元で、近しい志しの「仲間」たちと出合えたことが嬉しい。
すべてのことはまずは自ら身近なことを、まず自分の周りから始めなくてはならないとはわかってはいた。が、正直なところ自分の住む町や日頃利用している青梅線沿線で何かできるとか、そこに近しい思いを持つ仲間がいるとは考えてもいなかった。
そう、これがどこか地方都市で自分がそこに嫌でも住んでいればきっとその場所を舞台に何か仕出かそうと考えたと思うが、立川や日野の隣、青梅線でも中央線からすぐのところに暮らしているとどうしても目も考えも中央線のどこそこへ向いてしまう。
だから常に目も志向も東側へ、つまり何をするにも立川国立以東のどこかが念頭にあった。反対に逆方向、青梅奥多摩方面で何かがあるとかそこで何かをやろうなんて全く頭になかった。理由は簡単で、そんな不便な田舎には都心から足を運ぶ物好きは来ないと決め付けていたからだ。またそこに自分と似た嗜好の人がいるとも思えなかった。
だがそれは間違いであった。それも根本的な誤りであった。
青梅には以前友人の弟がやっていたユニークなライブハウスがあったのだが、あとはせいぜい福生の基地周りにいくつかあまり印象の良くないライブの店があるだけで、ちゃんとしたライブハウスはもはや青梅線沿線にはないと何となく勝手に思っていた。
ただ、今回初めて小作のルシールへ行き、名前だけは覚え知ってはいたこの店を失念していたことを本当に恥ずかしく申し訳なく思う。決してキャパは広くはないが非常に理想的な作りで音も環境も良いライブハウスである。マスターも感じ良い方だが、そこでは定期的にフォークジャンボリーとして地元青梅線沿線に住むアマチュアミュージシャンのために曜日を設けてステージを開放していたのだ。
そしてそれを企画していたのが林敏明さんで、昔1970年代の大阪春一番に関わったという大阪出身の彼は故あって現在青梅に移り住んでその「地元」のためにここ小作のライブハウス・ルシールを拠点にフォークのイベントを仕掛けているのだった。そして今回ついに本家大阪春一に縁あるミュージシャンを招いてここ青梅で『青梅・春一番』の第一回目を企画開催したのだ。それは本当に素晴らしいことだと思える。
そのコンサートには一部に地元のミュージシャンたちが、休憩を挟んで村上律、シバ、そして中川五郎ら70年代以前から音楽活動を続けている春一常連の超ベテラン勢が登場し、それぞれ自らのうたの世界を熱くうたった。
ローカル線青梅線という制約もあり、時間的に押して午後11時でアンコール無しで残念ながらお開きとなってしまったが、地元のシンガーも含めて質の高い良いライブコンサートであったと思える。何よりもこうした春一スピリッツにこだわって、商業主義とは一線を画したところに立ち手作りでライブ企画を立てている人がいるのが嬉しくて感心した。勝手ながら同志を得た気がした。
自分は残念ながら本家春一番からは出入り禁止の身であるが、これからはこうした地元に目を向けて、林さんを見習い青梅線沿線でも地道な活動を続けている人たちをもっと応援していきたいと思った。こんな自分でも何かできることがあるはずだ。
そう、うたはどこにだっていつだってあるし場所を選ばない。本当に良いものならばどこにいたって必ず人の心に届く。それは田舎だってどこだってかまわない。
何も中央線にでなくたって良いほんものの音楽を愛する人たちはかならずいる。まずは自分の足元から、身近なところに目を向けて、一歩一歩はじめていこう。そう、それがうたなんだ。
どこか特別なところで特別な人たちに向けてうたうことを考えていた。自分は間違っていた。全てはまずはここからなのだ。ここから始めていく。
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復興支援ライブat.谷保
http://masdart.exblog.jp/16483317/
2011-06-04T22:05:00+09:00
2011-06-17T23:27:50+09:00
2011-06-17T22:08:43+09:00
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音楽のはなし
みほこんから急遽メールが届き、彼女も出るコンサートが谷保の団地であるというので、近所ということもあり慌てて雑用を片づけ夕方から出かけてきた。
が、青梅線が立川の手前で信号事故だか何だかで数十分も停まってしまい、会場についたらみほこんが終わったところで、結局最後のほうしか観れなかった。まあ、そんな日もある。
終演後、後片づけを手伝い、残った出演者や観客たちとジョナサンであれこれ楽しく歓談した。彼らと出会えてまた新たな今後につながる出会いを得たと思った。皆同じ志を持つ仲間たちであった。みほこんのおかげである。
11時近く店を出て散会。みほこんと駅へ向かい、南武線谷保駅では彼女の帰る方面はすぐ電車は来たのに、立川方面はえんえん20分待たされて、立川でも青梅線の連絡悪く、谷保は自転車でも行ける距離なのにウチに着くまで一時間近くかかったのにはうんざりした。そう、そんな日もある。おかげでホームでまた一曲うたができた。 ]]>
詩誌『詩人会議』の受賞式・2011.5.28 at日本青年館
http://masdart.exblog.jp/16481029/
2011-05-28T11:18:00+09:00
2011-06-17T11:41:55+09:00
2011-06-17T11:18:51+09:00
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その他の雑記
★秋村宏氏から賞状と記念品を授与される田中茂二郎氏。 ★受賞者全員で記念写真※携帯で撮ったので一部欠けた方がいらして失礼。 ★土井大介氏が祝賀会の音頭をとって、乾杯後ゲストの有馬敲氏が挨拶した。
★詩神に導かれて新たな出会いが
雨の土曜日、京都の詩人・有馬敲氏に誘われて詩誌「詩人会議」の総会と授賞式とその後の懇親会にも参加してきた。とても有意義な出会いであった。その報告をすこし。
有馬さんとは先年、オフノートが企画したゴールデン街劇場での関西フォークを回顧する催しで出会って以来懇意にして頂いている。昨秋は東京両国フォークロアセンターで、フォークシンガー岡大介らと全詩集刊行を記念して詩の朗読とフォークコンサートを企画できたし、こちらが京都に行けばご挨拶に伺い、彼が東京に来られるときはカバン持ちとして同行する間柄となった。今日もかねてよりそのお知らせがあり、昨秋以来お会いできるのを心待ちにしていたのだ。
有馬さんが今回来られたのは、詩誌「詩人会議」の新人賞、評論部門に田中茂二郎という人の『有馬敲論 ことばの穴を掘りつづける』が入選し書き手とも旧知の関係でもあられたのでその授賞式の出席が目的であった。
群れることを好まず詩壇とも距離を置く有馬さんであったが、「詩人会議」とは以前より特別会友として関係が深く、まして新人賞受賞作が彼のことを論じた評論だったこともあり、今回の参加となったようだ。
会場は日本青年館の一室で、自分は信濃町から歩いてその集いのあるフロアに向かった。ちょうど会員方々による総会の最中でもあり、運営に関して会議中で熱い討論がさかんに交わされていた。まさに“詩人会議”だなあと思った。
受付で有馬さんを呼び出してもらい一階の喫茶店に降りて近況報告など雑談を交わして再び会場に戻り自分もまた受付で名札をもらい懇親会にも参加することとなった。
有馬さんからさっそく出たばかりの今月号の「詩人会議」誌を頂き、田中氏が書かれた『有馬敲論』を総会の間に熟読した。決して長文ではないが、過不足なく実にこの詩人の足跡を丹念に調べ追いかけ仕事を掘り下げていることにまず感心した。有馬敲は高田渡のうた「値上げ」の詩人として世に知られてはいるものの、残念かつ不当なことに詩壇での扱いは決して高くはないのではと思っていた。彼に関して個々の評論は多くあるはずだが、知る限り今年傘寿を迎えるこの詩人の全仕事についてその全体像を描いた評伝、評論はなかったはずだ。それがようやく今回、田中茂二郎氏によって、有馬敲論が書かれ世に出たことをまず心から喜びたい。
この老詩人の仕事は非常に多岐にわたり、「値上げ」、つまり原題「変化」など初期のコミカルな世相風刺詩だけにとどまらず、オーラル派として詩朗読の活動、さらには海外の詩人との幅広い交友と遠征、近年の生活語詩運動と老いてなお抜群の行動力で多彩な活躍を続けている。その上に未踏社から出している叢書『有馬敲集』もついに第20巻を超えた。この叢書は彼の若き日の日記から発表された詩、評論、小説に至るまで全仕事を自身がまとめあげ再編して出しているもので詩文学史のみならず現代史の資料としてもとても面白く貴重なものである。今や有馬敲の活動は存在そのものが全体詩人であり、刺激的かつとても示唆に富んでいる。こんな八十歳は知る限りいない。
詩というものが言葉で人の心に風穴をあけるものだとしたら、今や彼の存在自体が詩になっている。会えばいつも良い衝撃を受ける。そんな素晴らしい方とお近づきになれたことを光栄に思うし、会うといつもその後は興奮し、拙いながらも詩や音楽が自分の中からも次々と湧き上がってくるのである。
今回、歴史ある第45回詩人会議新人賞の評論部門に入選された三重の田中茂二郎氏とも親しく言葉を交わす機会を持つことができた。彼も昔からのフォークソング好きで、なかでも高田渡ファンとのことで意気投合してあれこれ話も大いに弾んだ。また他にも作詞活動を続けているグループの方との出会いもあり、新たな世界がまたここから広がった日となった。秋村宏、土井大介氏ら名だたる詩人方々を知る機会ともなった。
授賞式が終わり宴はまだまだ続いていたが、中途で会場を抜け出し、小雨そぼふる外苑を有馬さんと足早に歩き信濃町に向かった。水道橋まで電車に乗って後楽園前、外堀通りに面したビジネスホテルに有馬さんを送り自分の役目は終わった。道中たくさんの貴重なお話は怠け者の若輩を十二分に叱咤激励してくれた。
大型連休に関西で受けた心の傷は、京都の老詩人と過ごす時間のうちにやんわりと癒された。もう過ぎたことはどうでもよい。自分にできる自分にしかできないことをしっかり寸暇を惜しんでやっていこうと誓った。
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★福島県いわきの被災地を訪れて・5
http://masdart.exblog.jp/16441163/
2011-05-27T13:48:00+09:00
2011-06-17T22:12:09+09:00
2011-06-08T13:48:41+09:00
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旅の話
今回のバスツアーには、地元福島県に実家のある方も参加されていて、既に何回もこちらには帰省し震災後の状況を詳しく把握されていたので我々の案内人としても動いてくれた。その方曰く、福島の場合、大震災の被害といっても地震そのものは二割で、津波による被害が八割だとバスの中で語られていたが、そのことをいわきの浜に立って痛感した。
ネビル・シュートの原作で世に知られている近未来SFに、『渚にて』という小説がある。原作も読んだが、映画化もされていて昔テレビ放映されたのを観たような記憶がある。核戦争か何かで人類が全て死に絶えた世界を描いた話だったかと記憶する。映画のイメージなのか原作のものなのかわからないが、巨大津波に襲われた海岸地区を歩いてふとそのことを思い出した。まさにそこは、『渚にて』の世界そのものであった。
津波に呑まれ土台だけ残して跡形もなくなった家もあるが、瓦礫と化しながらもほぼ残っている家もかなりある。が、壊れた建物だけで人の姿は全く見えない。聞こえるのは波の音だけで、空には鳥の姿もない。遠くに人影が見えてもそれは平井君ら今回のバスツアーで訪れた人たちだけである。
「世界の終り」という言葉が頭をよぎる。ここは廃墟となっていしまった。さんざんSF小説やパニック映画で描かれてきた人類の消えてしまった世界がここにあると思った。ここには多くの人たちが日々暮らして平穏ながらもささやかな幸せを大事にして生きていたはずだ。そうした人の営み、平穏な日常を巨大地震が引き起こした大津波が一瞬にしてすべてをさらい破壊し奪ってしまったのだ。悲しみより怒りに近いやるせない思いがわいてくる。自分は憤っていた。
しかし帰り道、水産加工場の跡地には、頬かむりした地元おばちゃんたち数人が来ていて何か片づけ作業をしていた。おそらく工場で働いていた人たちかもしれない。彼女たちにお辞儀すると言葉もないながら泣いてるようにも見えるくしゃくしゃの満面の笑顔を返してきた。彼女たちは挫けも絶望もしていない。震災前と変わらず明るく元気であった。それを見て、ああこの笑顔があるならば、大丈夫だ。世界はまた再びここから始まると思えてきた。
ジョー・コッカーも歌っているビートルズの曲に、ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ/With a Little Help from My Friends というのがあるが、被害のあるなしに関わらず被災地の人たちと心を一つにして、まずは自分のできる、ちょっとした助け、援助から何かを始めたいと今も考え続けている。以下、もう少しだけ被災地の画像をアップしてこの項を終りとしたい。 人が消えてしまった家のがれきの庭にも藤の花は咲き、季節は再び移り変わっていく。
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★福島県いわきの被災地を訪れて・4
http://masdart.exblog.jp/16440969/
2011-05-26T12:37:00+09:00
2011-06-08T13:46:14+09:00
2011-06-08T12:37:45+09:00
masdart.corp
旅の話
今、あの大震災の日から時間がたち、かの地を訪れたときの画像を自ら今また見直して、これは単に物見湯山的見物ではないのかと自問している。ほとんど何も被害のなかった安全な地にいたものが今も変わらない平穏かつ満たされた生活を送りつつ被災された地のことを身勝手にもネットに「報告」していることを恥じ入る気持ちもある。
しかし、この大震災の全容は、今もまだ記録も報告もされていないし、復興、復旧のためにもその実態はもっともっと世にしらしめる必要があると信ずる。そしてこれらのことは地震国、いくつもの異なるプレートの上に乗っかっている日本という国にはいつまた近くどこかで必ずや起きることなのである。そのことを誰もが深く認識すべきであるし、巨大津波に襲われてしまえば人智の限りの対策を尽くしたとしても自然の力の前に人間はどれほど非力であるか思い知らねばならないと考えた。科学は万能ではないし、この世には絶対も永遠も存在しないことに気付かされた。
さて、今回の大震災、原発事故の問題をさておけば、復興の最大の障害は巨大津波や地震の被害で生じた「がれき」の処理であろう。いわきの浜でも幹線道路沿いにある、さほど津波の被害はなかったと思われるような家でももはやそこに住むことは断念されたらしく多くの建物に所有者自らが貼りつけた家の「解体」を許可し依頼する板が残されてあった。
それには「この建物は私のです。解体を承諾します。撤去をお願いします。」とあり次に電話番号と氏名が書かれてある。しかし、海岸沿いの家々、原型を留めていても津波に破壊され放置されたままの家々にはそうした札や張り紙は一つも見当たらない。おそらく住民は津波に流されたまま未だ行方不明なのかと案じて胸が痛む。行政としては壊れた車などと同じく所有者の許可なくして勝手に処理はできないだろうからその扱いにも苦慮するだろうと考えた。 ★農家で言えば庄屋か豪農のような立派な古めかしいこの家も、解体を諸諾する札が貼り付けてあった。玄関の中も靴や置物などあの日のまますべてが残されたままである。 ★こちらは海沿いにある建ててまだ間もないと思われる、所有者が消えてしまった家々。海に面していた一方向から爆風を受けたかのように二階までも破壊されてしまっている。大津波の巨大な力にただ圧倒される。 ★防波堤のすぐそばに建つ、この瀟洒な白亜の館は、コンクリート製ということもあり外目にはほとんど被害は見受けられなかった。しかし中は津波が通り抜け、住んでいた人たちはさらわれてどこかに消えてしまったのだろうか何の張り紙もなかった。そして大津波を運んできた海。穏やかでとてもそんな巨大津波がこの海から来たとはイメージもできなかった。 ]]>
★福島県いわきの被災地を訪れて・3
http://masdart.exblog.jp/16432444/
2011-05-25T17:36:00+09:00
2011-06-08T12:20:19+09:00
2011-06-06T17:39:05+09:00
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旅の話
巨大津波に襲われた東日本の沿岸地域では、このような光景はいわきの浜だけではなく、おそらく青森から千葉まで規模の違いはあってもどこも同じだと想像する。復興復旧にあたって最大の問題は瓦礫の処理である。
今、瓦礫と書いているが、この言葉を使うたび実態を正確に伝えられないもどかしさにいら立つ。瓦礫とは文字通りだと瓦や石ころのような無機質を意味してイメージされる。しかし、自分がいわきの浜で見たそれらは、むろん柱や瓦類などの建材もあったけれど、それよりもテレビから冷蔵庫などの家具類、鍋、食器や雑貨などの生活道具、それに衣類から本、文具、さらには自転車、車に至るまで人が生きていくのに使っていたいっさいがっさい全ての持ち物である。ほとんどは無機質ではなく生物にとって欠かすことのできない有機物である。それが津波によって破壊され運び去られ打ち寄せられ膨大なゴミの山となってしまった。子供の学校用品、衣類、ぬいぐるみなどがも道路に散乱している。ただただ胸が痛む。その子はどうなったのか。
その中には海水が被った程度だから、壊れていない限り再び使おうと思えば使えなくはない物も多々あるかと思われる。先の大戦では敗戦後、米軍の空襲を受けて廃墟となった東京でも人々は瓦礫の中から使える廃材などを拾い出しその地で自らバラックを建てて復興の礎とした。そこは空襲はもう来ないからまずその場所から生活を始められたのだ。そのことは親たちから聞いていた。
しかしこの津波の被災地ではそれはできない。いつまた大津波や大きな余震が来るかわからないし、ライフラインは寸断されているし今はともかくまず避難所に、仮設住宅か親戚知人を頼って仮にでもどこかに移住するしかない。形骸を留めている家の中にも多くの生活用品が多々残されたままだったが、結局避難所にはそれらは持ち込めないし、仮設住宅に入れてもスペースの都合もあり、様々な思いを残しつつもすべてを放棄しそれらもまた「がれき」となってしまうのだと知りえた。 ★がれきの中から発見された個人の私物である手帳、大事な通帳類などの入ったバックやアルバムなど貴重な思い出の品はとりあえずまとめられて集められていた。以下海へ向かってかつての住宅街を歩いていくと。 ★かつての住宅地も既に重機が入り更地になったところもあるものの、海岸に近づくにつれ3.11のあの日のまま、巨大津波に襲われたまま全く手つかずの家ばかりとなっていく。 かつてこの地区にも循環バスが走り大きな水産加工場もあり小奇麗な新しい住宅が立ち並び多くの人たちが暮らしていたのだ。それが今は「廃墟」と化してしまっている。この家々に住んでいた人たちはどこへ消えてしまったのか。残された家々から彼らの受けた衝撃と無念さが伝わってくる。まさに言葉もない。天災とはいえ、神はなぜこんなむごいことを彼らにもたらしたのか。 ]]>
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