犬は雷が大嫌い!
このところ三日続けて午後から夕方にかけて雷が鳴り、短時間だが一気に豪雨となるので犬たち大迷惑、大騒ぎである。
今年は梅雨の間はほとんど雨が降らなかったのに、梅雨明け宣言以降、いまだ大気が不安定で、朝のうちは晴れていても午後になると積乱雲が発達して、雲ってゴロゴロと雷が鳴ってザーと一気に豪雨となる。これは近年の夏の特徴で温暖化が関係しているに違いない。
去年の夏も書いたことだが、我家の犬のうち一匹(ブラ坊)はものすごくカミナリが苦手で、鳴る前から敏感に感じて、怖い怖いとピーピー泣き叫んで、そのままにしておくとパニック障害を起こして大暴れして辺りにあったもの一面破壊しつくす。
先日は増坊も旅行に出ていて、親たちは病院通いで家にはちょうど誰もいない日に雷が鳴ったことがあり、帰った親たちが見たのは、軒下においてあったものはすべて引きずり出しなぎ倒し、噛み裂き破壊し尽した後だった。庭木だけでない。天気が悪いせいで未だ干せないままで出しっぱなしにしていた梅干の笊も噛み壊してしまったし、玄関先に出してあった彼の背丈以上の高さのあった木の本棚も、どうやったのか運び出して平倒しにしてしまい中に積んであった雑誌類は雨ざらしにしてしまった。まさに火事場のバカちからならぬ、雷怖さでのパニック力である。
騒ぎ始めた段階で家の中に彼を入れて、人間がそばで撫でてなだめてやれば静まるのだが、そのまま外に出したままほったらかしにしたりすると雷が怖いからか、怒りのためか超人ハルクのようになって大暴れしてしまうわけだ。今年の夏も早くも被害甚大だ。
まあ、犬とはえてして大方カミナリが苦手なようで、雷が鳴るたびに、隣近所でも他所の家の犬たちが泣いたり吠えたり大騒ぎしているので、辛いのはブラ坊だけではないようだ。幸い我家の犬は暴れたり大騒ぎするだけで済んでいるが、中にはパニックのあまり、その家から逃亡してそれっきり行方不明になってしまう犬も多々いるようで、この近所でも柴犬が雷の日に逃げ出して帰って来ない、という「探し犬」の貼紙があちこちにしてあって、探しているご家族はさぞ心配だと思われる。ウチでも以前似たようなことがあり、保護されて帰ってきたものの、雷によって三半規管がおかしくなるのか、普段ならば自分で家に戻ってくる犬でも雷のときは帰巣本能はなくなって帰れなくなるらしい。
地球温暖化による異常気象のせいでこれからも夏はやたらと雷による局地的集中豪雨が多発するだろう。犬たちにとっては、いや、人にとっても夏は一番辛い季節なのだ。
★今年は初めて庭先のブラックベリーが豊作で、小籠三つ収穫できた。ただ、これは酸っぱすぎるのでジャムにするしかない。それもいくつもできたのでご希望の方にプレゼントしますので希望者は連絡下さい。
ブラックベリーとブラックドックの記念写真。