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猫二段重ね。寒いしコタツもないのでネコはボロ衣類の入った箱の中。
どうやら東京も梅雨入りしたらしく毎日雨ばかり続いている。
それでなくとも今年は雨の多い年で、ただでさえ憂鬱な気持ちに雨の日はまたさらに拍車がかかる。浅川マキの歌が心の奥底の部分に低く流れている。こんなふうに生きていくのなら、自分はどんなふうに生きていけば良いものか。
哀しみの海というか、湖のようなものが心にあって、このところそれがほぼ満杯になっていつ決壊してもおかしくないのだが、なぜかドーンと一気に溢れさすこともできずに、些細な拍子にじわりじわりとすぐ涙がこみ上げてきてしまう。以前は大して好きでもなかった本田美奈子の映像が先ほどテレビで流れていてそれを垣間見ただけで涙が滲んできた。
気持ちとしては前向きで、ともかく日々やるべきことをやっていけばやがてはすべてが終わり、見えてくるとは思っている。だけど、フォークルが唄ったサトウ・ハチロー作詞の懐かしの名曲ではないが、悲しくて悲しくてとてもやりきれない・・・なのである。
有難いことに今年の春一番の映像がDVDに編集され昨日届いた。毎年コンサートに行くので会場で友人となった三重の方から、当方を励ますために彼が撮った私家版をプレゼントしてくれたのだ。まだ一ヶ月もたたないのにもうずいぶん昔のようにも思えたが、その楽しかった様子を観たらまた細かく思い出し、気持ちも切り替わってずいぶん救われた。
音楽とブログの仲間のご好意に報いるためにもここを乗り切らねばならない。