古本屋の可能性を考えた有意義な一日 今日は、増坊にとってネット古本屋の師匠である北尾トロさんのトーク&サイン会が、お茶の水駿河台下の三省堂本店であったので、何をさておいても顔を出してきた。早速その話をしよう。
あちこちに、「師匠」と仰ぐ人はいるが、ネット古書店の世界において師匠と言えば、まず第一に北尾トロ氏を挙げないわけにはいかない。
彼こそがパソコンを使えば、実店舗のない個人でも「古本屋」ができるという、インターネット上のオンライン古本屋の先駆けであり、彼の著書に出会わなければ、自分もネット古本屋など始めようとはまず思わなかったであろうから、その「師匠」の新刊出版記念のイベントがあると聞けば、不肖の弟子としては駆けつけないわけにはいかないのである。
会場の三省堂の八階特設ホールでは、午後3時の開始を前に、いかにも古本好き風な中年層がちらほら集まっていた。そのうち若い女性の姿もかなり見受けられ、おそらく宣伝などほとんどしていないにも関わらず、古書好きの幅広いネットワークがあることが覗われた。
今日のトーク&サイン会は、風塵社より彼がこの初夏に出した新刊「ぶらぶらヂンヂン古書の旅」という本の宣伝を兼ねて、「古本についてぶらぶら語ろう」との題の元に、彼の盟友、西荻でのブックカフェの先駆け、元ハートランドの斉木氏も交えて、新刊についてだけではなく、彼らが英国やベルギーの「本の町」を探訪時の話や長野県高遠での、既に開店した「本の家」のことまで、幅広く古本に関する彼の精力的な活動がプロジェクターで画像紹介がてらユーモアを交えて語られ、参加者として大いに刺激を受けた。本を売ることのこれからのあり方について深く考えさせられた大変有意気な一日であった。

★北尾氏(右)と、斉木氏(中)。左の女性は風塵社の司会進行のマタンゴ嬢。
このところ、このブログ、クソ長いので反省しました。今回は短めに。当日、増坊が考えたことなどは、後ほど改めて書き込みます。