また、仕切り直してガンバロウ
私ごとだが、今猛威をふるっているノロ・ウィルス(たぶん)に、11月の終わり頃にかかって、それが3日ぐらいで治ったと思ったらば、老母に伝染り、それから一週間ぐらいしてから老父も発病と、家族が順に次々とやられてしまい、増坊と母はそれほど長引かなかったものの、父は歳が歳だけに、この一週間、下痢は止まっても食欲がなく、ほとんど何も食べられずかなり衰弱してしまっていた。が、ようやく今日になって何とか体調も戻ってきたようで、ほっと一安心というところだ。皆さんも何卒お気をつけ願いたい。
何かヘンなナマ物を食べた記憶もなく、最初は風邪かと思っていたら、まず食べたものが胃にもたれて吐き気がして、幸い吐くことはなかったものの、下痢が止まらず、一晩中何度もトイレに駆け込んで、ひどい寒気はするは、何も食べられないはとかなり辛い状態が二日ほど続いた。幸い医者に行かずに治ったが、熱もなかったからやはりノロウィルスだったかと今では思える。
親父も寝込んでいたので、家の作業はできずに、気がつけば今年も残すところ二週間となってしまった。遅れているボロ家の改築工事の件も、昨日、大工と再度打ち合わせをして、年が明けたらば、本格的に家具など保存しておく物品類の移動を開始し、出来れば1月末には少しでも解体作業に取りかかるということで合意した。というわけで、この年末は大掃除と同時に、溜まりに溜まった不要品、ガラクタを精力的に処分していく。できるだけ捨てずに何でも取っておきたいという気持ちも「モッタイナイ症候群」の増坊家の人々には未だに強いのだが、この機にその「整理と処分」をやらないと、新しい家が建ったところで、またガラクタでいっぱいで足の踏み場がなくなってしまう。
歴史にも転換点や節目があるとするならば人生だって同じことで、ましてや、築40年も引っ越しをしなかった家は、いつかはこうした外科的荒療治をしないことには、結局は機能不全で早晩のうちに倒壊してしまうだろう。やるしかないのだ。人ならば動脈が詰まるように、家もゴミやガラクタでいっぱいだ。正直なところ、本もまだかなり残っている。仕切り直して、やるべきことを粛々とやっていこう。