↑★開場前に野音の外で『ぶんやともあき』
4日目。最終日5/7(日) 出演者 登場順
沖縄民謡・北川子
GUBUT’S
天野SHO
カオリーニョ藤原と彼のボサノムーチョ
ZOUND SYSTEM
リクオ
〈大塚まさじクロニクル〉
ダッチャ
ながいよう
まさじ&ながいよう=ディランⅡ
長田TACO和承
大塚まさじと月夜のカルテット
ふちがみとふなとwith友部正人
石田長生グループ ゲスト金子マリ・有山じゅんじ
山中一平&河内オンドリャーズ
伊藤銀次
金子マリと5th element will(北京一他)
友部正人
大塚まさじを中心に出演者全員でフィナーレ
新生「祝春一番」最終日は、風太曰く、「高田渡や中島らもさん、西岡恭蔵たちの恨みの雨」の一日となった。
前日の夜からしょぼしょぼ降り出した雨は、午前は小止みとなっていたものの、開演の頃からまた降り出して、一時はかなり強く、夕方頃は小雨となった時もあったが、結局一日中雨にたたられた最終日となった。野外ステージのため、観客はビニールカッパや傘をさして、濡れながら観なくてはならない。そのため人出はやや少なかったが、雨の中でも熱心なファンに支えられて豪華な面々による熱いステージが最後まで繰り広げられた。
この日は、春一番最初の頃からの最も古いメンバー大塚まさじを中心に、〈大塚まさじクロニクル〉と題して、彼を通して春一自体を振り返るというコーナーが設けられ、消息不明だったダッチャも登場、ながいようとディランⅡ時代の曲も演奏され、もちろん名曲『男らしいってわかるかい』も聴くことができた。増坊はこの一曲のためだけでもこのコンサートに来て良かったと心から思った。聴きながら頬を流れたのは雨か泪か、メガネも曇ってきてもう何もわからなかった。
★↑石田長生バンド。真ん中の怪しいサングラスが有山じゅんじ!
★↑
フィナーレ。とても全員が収まらないが、大塚まさじを中心に、ギター=長田タコ、石田、伊藤銀次、ハーモニカ=いとうたかお、ピアノ=リクオ、コーラス=金子マリ、北京一、有山じゅんじ他超豪華メンバー。みんなありがとう。四日間に渡り全て最初から最後まで観ることが出来た。この素晴らしいコンサートを今年も企画し実現してくれた福岡風太と阿部登にこの場を借りて心から感謝しておきたい。出演者もスタッフもそして観客も知る限り最良、サイコーのコンサートだった。願わくばこれからもずっと続いて、自分も毎年参加できたらと今も真剣に考えている。本当にみんなありがとう。行ってよかった。今もあの歌声が耳に残っている。♪「でもこの俺をこんなに変えてくれた 昔の友がいるんだ」。
増坊はこのあと、その晩の夜行バスで翌朝東京に戻ったのだけど、一日中雨のなか、かぶりつきでベンチに腰掛けていたので、体が冷えたのか風邪ひいて今も鼻水垂らしながらこれを纏めている。でも今回のコンサートを含めて関西旅行はとても有意義で、自分の過去を検証し、新たな出会いとこれからの人生の指針を得ることができた。すっかり古本屋や商売のことは遠くなってしまったが、あと数回、今回の旅で知ったこと感じたこと考えたことについて書いていくつもりだ。