関西旅行初日
東京駅発の増坊が載った格安夜行バスは、普通の観光バスと同じく四列シートで、トイレも車内に付いてないから、途中2,3時間ごとにPAで休憩し、その度に起こされてしまうので、ほとんど熟睡できないまま朝6時に京都駅前に着いた。
京都駅のマクドナルドでコーヒーを飲んでから、迎えの京都在住のネット古書店、壬生書房の店主“壬生のおっちゃん”と初めて対面した。そのまま彼のクルマで、琵琶湖湖畔の周遊道路を走り、黄砂に霞む比叡山を眺め、滋賀県近江八幡市まで町の見物に行く。ここは、かの近江商人発祥の地であると同時に、明治の名建築家、外国人ヴォーリズが拠点としていた関係上、彼が手がけた西洋館がまだ数多く残されている。ここの近江牛は牛丼でも絶品でした。
★彼が設計した旧郵便局。今は、骨董店となり、この町は、昔の建物を良く保存し、今も上手に使用しているので感心した。★下は、街並み。
午後には、京都市内に戻り、荷物をホテルに置いてから、おっちゃんが用意してくれた自転車で彼の案内で京の町を上っていく。きちんと観光として来たのは、中学生の修学旅行以来といっていいほどの一見さんの増坊に、おっちゃんは適切なガイドでした。
寺町通りの古本屋や、名物書店「三月書房」を覗いて、晩は、おっちゃん行きつけの飲み屋で歓待を受けました。