関西人にはかなわんなあ
いよいよ、明日29日の東京発の夜行バスで出発する。家を出るのは夜の8時頃なので、明日の分のブログは書いてから行くつもりだが、一応日程だけお知らせします。
京都には、4/30.5/1.2.と三泊し、ネット古書店仲間に案内してもらい、京都の古本屋事情を視察して、ついでに古い建物を観たりおいしい京料理を食べたり遊興三昧して、大阪は5/3.4.5.と今の段階では三泊予定し、今回の旅行の一番の目的である「春一番コンサート」を見物する。でも4日連続してあるので、果たして最終日まで観る体力は残っているだろうか。宿は、この歳で駅で野宿というわけにもいかないので天王寺の格安ビジネスホテルを予約したのだけど、考えてみると、今の会場は天王寺野音ではないわけで一体どこなのか、まだ調べてもない。向こうに行けば何とかわかるだろう。
しかし、大阪である。東京もんには関西人には逆立ちしたってかなわないという引け目がある。同じ日本人だと安心して気を許すと大変なことになる。これは差別ではない。増坊は冗談ではなく関西人を尊敬している。どぎついほどのバイタリティと金に対するシビアな感覚、その反面のずぼらさ、いいかげんさ。東京は日本の首都だけど、大阪はアジアの首都だと言われるがまさにその通り、今からサイコーに楽しみだ。もし、会場が遠かったら朝からジャンジャン横町で呑んでしまうかもしれない。
今回、ジャケットが載せられないが、1975年のアルバムで上田正樹と有山淳司で『ぼちぼちいこか』というのがある。増坊は、高校生の頃、ひたすら聴いて、その大阪的ブルーズに心底はまった。これこそ大阪だと呆れるほど感嘆した。上田正樹は今みたいなアダルトなシンガーでなく、とことんお下劣でパワフルかつブルージーだったし、有山は、日本では希有のラグタイムギターの名手だったし、ペナペナの歌声で二人の掛け合いは絶妙だった。その有山、近年の春一番の“顔役”だそうで、やはり行ったからには、久しぶりに彼のステージ堪能してくるつもりだ。とっても楽しみだが、天王寺の雑踏も捨てがたい。大阪はミナミだけでも三日そこらでとても味わい尽くせない。いっそ何もかも投げ捨てて大阪で暮らそうか。