最大の山場は10月の浅草木馬亭
簡単に、センター関連のライブからまずお知らせしたい。
まず直近は、
7月22日(木)に、京都のバンジョー弾きシンガーソングライター、
北村謙がフォークロアセンターで初のライブを行う。詳細は、別途、センターの情報窓口ブログのほうにアップしておくが、昨今話題の北村謙さんをようやくこの目で確認する機会なので、増坊もとても楽しみにしている。ずっと長い間、一度はきちんとお会いして耳を傾けたいと切望していた人が両国に登場するのだから、人と人は願えばこうしていつか出会うときが来るのだと今改めて感慨深く思うしだいだ。彼の噂は、あちこちで耳にタコができるほど聞かされていたので、ついにようやくお会いできる日が今から楽しみでならない。
そして、それからちょうど一ヵ月後、
8月22日(日)には、先の隅田川フェスの余勢を受けて、こちらもセンターでのライブは初めてかと思うが、御大
村上律がフォークロアセンターに登場する。本当に嬉しく、先の隅田川フェスでは短時間で慌しくて彼の歌声を心行くまでたっぷりと聴いてみたいと企画した自分自身心待ちにしている。しかも共演は、あの「酒場の名ギタリスト」
外山誠二なのである! これはあたかも律&イサトの再来のようにも思える。
しかも今回は、同じバンジョープレイヤーとして、日本のフォークソング黎明期に関西で、URCレコードに深く関わり、秦社長の言わば右腕的存在として、高田渡、加川良を協力にバックアップし活動を共にした、名プロデューサーであり、シンガーソングライターの故・岩井宏氏について、律さんと若きフォークソング研究者夏目亮氏を招いて、ワークショップも催すことも決定した。果たしてどこまで岩井氏の実像に肉薄できるか、確約はできないが、今の世の人に残念ながらあまり知られていない、岩井宏という素晴らしいミュージャンについて少しでも認知してもらう機会となればと願うばかりだ。どうか、こちらも多くの参加者を期待したい。
★律さんのセンターライブ、詳細は後ほどお知らせします。
そしてそしていよいよ
10月11日(月・祝)には、
浅草木馬亭で、
両国フォークロアセンター開設40周年記念ライブが開催される。これこそが今年最大のメインイベントであり、自分にとっても人生最大のライブとなる。告白すると満席のお客様が来てくれて、会場レンタル費、出演料、諸経費含めようやくトントンという話であり、増坊は腹を括って開催に臨んでいるが、お客が入らなければ、括るのは腹ではなく首となるのは間違いない。もう赤字を補う金はどこにもない。今はその覚悟でやっている。願わくばぜひ拙ブログをご覧頂いている方々にはお越し願いたく切望するが、まずは、その顔ぶれと趣旨をご理解の上、納得の上来てもらいたいと心から思う。絶対に料金に見合う以上の素晴らしい伝説的なライブにするつもりでいる。夢のような顔合わせを実現すべく最高のミュージシャンたちに今も交渉中なのだ。
その他、まだ未確定、準備中のライブも企画が進んでいるが、それはともかく、全ての道は浅草木馬亭へと続いている。先の隅田川フェス以上の楽しい盛りだくさんの素晴らしいコンサートにしたいと思っている。笑われるだろうが音楽史に残る伝説を作りたいと今真剣に考えている。
去年の6月6日、京都円山野音での豊田勇造の還暦フリーコンサート、自分はその伝説のライブに運よく参加できたことを今も誇りに思う。あれだけの人が集まり共に最高だった場は近年なかった。そして今度は規模は違えど、浅草でそんな一つの歴史を作ってみたいと思ったんだ。非力な自分にとっては荷は限りなく大きく道は果てしなく遠いのもわかっている。だが夢とは実現できるか出来ないかではなく、その努力の過程の末、道の先にあるものだ。今はただ進んでいくしかない。