生きづらい現代(いま)を<明るく>歌う
腰痛に苦しみながらも今晩もまた出かけてきた。
かねてよりあちこちで噂高い
みほこんをようやく初めて観れたし、五郎さんとは行く約束もしていたのだから果たせて何よりだった。
家の工事に関連して二階の私物を全部片づけろと大工に急かされ続けた5月だったが、もう本当にホント最後の段階として一昨日昨日と友人を招いて手渡しで荷物を下ろして車に詰め込み、近くに借りている倉庫に投げ込んできた。カラにしろと言われた部屋は二部屋とも大方カラになり、発送作業用の木の大机とレコードプレイヤーなどの乗っているラックを残すのみとなった。明日日曜は大工も来ないから大机はともかく残っているものをゆっくり一人で下ろせばそれで終わりになるだろう。
しかし、連日の荷物を抱えての急階段の上がり下りで一昨日から腰痛が悪化し、昨日はそれでも青息吐息で片づけを続けたが、まさに歩くのもやっという有様で、作業は早めに切り上げたが、両国の眺花亭さんと隅田川フェスティバルの打ち合わせ約束もあったので、夕方から両国まで出かけかなり酔っぱらって終電1本前で帰ってきた。酒という麻酔薬で帰りは痛みの記憶はないが、行きは恐る恐るゆっくり歩いていてもちょっとした段差でふらつくと、思わずウッと叫び声が出るほどで、それは寝ていて寝返りをうっても痛くて起きてしまうぐらいで、今日29日も下北まで果たして行けるか行くべきか朝から迷っていた。
ただ、中川五郎さんにはいつもお世話になっているし、つい先日は、谷保かけこみ亭で村上律さんとのジョイント、その翌日には西荻のみ亭でハニーバイキングとのジョイントがあったのに、その両共演者方とも会って相談する用件もあったが、結局忙しくて行けなかった。そして春一番でチラシを貰って必ず行くと約束した29日が来て、さてどうしたものかと思案した。
腰は一昨日は右側だけが痛く、痺れたような感覚だったのが、昨日は両側へと痛みが広がり、作業を続けしかも両国へと出歩いたものだから、痛みはさらに悪化し広がっていた。寝て起きたときは少しは楽になっているはずだが、今朝は二日酔い気味だったこともあり、大工は来てトンカン下で作業していたようだったが、覚悟を決めて安静にするしかないとひたすら布団の中で寝ていた。でも体調はすぐれず、やはり出かけないほうが良いかもと弱気になっていたが、昼過ぎ風呂に入ってゆっくり体を温めたら痛みはやや和らいできて、それから五郎さんに渡すものを印刷して、夕方小雨の中意を決して自転車で駅へ向かった。腰には温湿布の貼り薬を四枚貼れるだけ貼って、老人臭全開のへっぴり腰の増坊である。そう人が見たらまさに老人歩きであっただろう。
家を出たのも遅かったし、ライブは6時開場、6時半開演だったので、間に合うとは思っていなかったが、ホームや乗り換えのたび駅の階段の上り下りにそろりそろりと時間がかかり、下北沢南口に降りてもスタスタ走るように歩くなんて不可能なので手探りのようなスピードでゆっくりラ・カーニャに向かい結局着いたのは一時間も過ぎていたかと思う。五郎さんは既にバイオリンのみほこんを従えてステージは中盤であった。
※この続きと画像はのちほど書きます。起きていると腰が痛いので・・・