ともかく暑かった25回目の春一番
風呂入って一眠りしたぐらいで一週間に及ぶ旅の疲れはとれるわけないが、もはや全てに時間はないので、少しづつでも書き進めていく。もたもたしているとまた誰かが死んでしまい悔いだけが残る。我々に残された時間は少ない。
通算25回記念と副題を大きく打たれた今年の春一番。といっても連続25年間続いてきたわけではない。説明不要かとも思うが、1970年代の天王寺野音での9年9回、そして95年から会場を変えて再開しての連続16年間分を合計しての25回である。
筆者増坊は70年代の終わりの2回、そして近年2006年から5回今年も含め参加しているからこれで通算7回目の春一である。それなりに感慨なくもない。
そして今年の印象としてともかく暑くてまいった。今春は雨や曇りの気温の低い日が多かったのに5月の大型連休に入ったとたん快晴が続き気温は連日うなぎ上りで真夏日もあったのではないか。日ごとに気温は上がっていき日陰のない野外の会場はともかく暑くて暑くて熱射病になるかと思った。おかげで早くも真黒に日焼けして風呂入るとひりひり痛いほどである。このところ例年必ず一日は最終日頃に雨が降り肌寒くて困る日があったのに。近年参加した5回のうち一日も雨が降らなかったのは今年が初めてだ。きっと藤村直樹氏が天国で渡氏をいさめたに違いない。あるいは再会した二人は酒呑むのが忙しくて雨降らすの忘れんたんかとちゃうか。
そんな猛暑の中5日連続して午前11時から午後7時頃まで一日約15組もの音楽を聴き続けているのはやはり疲れてくる。地元の人は好きな人が出る数日だけ選んで参加する方も多いだろうが、東京から交通費かけて行くからには自分は全部観たいと思うしもったいない。そして結果当然のことバテた。(初日だけは午後1時開始)
それでも自分にとっては東京にいて家のことをやっているより数段楽だったし近年クーラー無しで毎夏送っているので、暑さには免疫がある。好きな音楽をたっぷり聴けてじっとしていれば良いのだから辛いなんて言えやしない。シンドかったのは春一の後に今回もまた立ち寄った京都で、天気予報は雨が降ると言ってたのに暑さは続いていて朝から夕刻まで一日中市内を歩き走り回り汗が噴出しくらくらしてきてホンマ倒れるかと思った。
何だかんだ言ってもともかく今年も行けて全日参加でき良かったし、春友たち、好きなミュージシャンとも再会できたしまた新しい出会いも多々あった。本日7日早朝夜行バスで無事に帰ってこれて今はただほっとしている。