今日は久しぶりに出かけず家にいられた。
冬至も過ぎたせいか陽射しも穏やかで今日は暖かい小春日和だった。久しぶりにどこにも出かけずに一日家にいられてほっとしている。といっても溜まった書類を整理して部屋の掃除したり洗濯をしたり荷物を発送したりとやることは山積みで友人から例年頼まれている年賀状の印刷もまだやっていないし、今年も残すは一週間となってやや焦り気味である。
でも今年はクリスマスも正月も返上するというか、そもそも何もやらない、一切なしなので、随分気は楽だ。もしクリスマスや正月が実体あるカタチあるものだとしたら、今年は我が家では立ち入り禁止、来ても玄関先で追い返すというような有様で、まあ、そんな余裕がないことはあからさまであり、この廃屋然とした、廃材で山積みの家を見たらば彼らは来るどころか、横目で見て通り過ぎていくであろうが。
それでもスーパーや繁華街で、クロスビーの「ホワイトクリスマス」が流れてくるのが耳に入ってくると、こんな自分も胸がしめつけられるような思いがしてきて、鳥もケーキも買おうとは思わないが、今年もまたクリスマスをきちんと祝えなかった情けなくてやりきれない哀しみがわいてくる。昔は何日も前からしたくして詰め物をして丸ごと一羽鳥を焼いていたし、友人を招いてパーティーをやったこともあった。それがこの数年、オーブンか壊れたこともあるが、ともかく忙しくてろくに何の準備もできない。それでも正月は煮しめなどは少しは作ったりしていたのに、今年に限っては、もう一切何も買っていないしクリスマスだけでなく正月も禁止、中止となってしまった。
願わくばどうか、来年の今頃、クリスマスには新居が完成していて、ささやかに家庭の中だけでもゆっくりとクリスマスを迎えてやがてすぐに来る正月に思いをはせられたらと思う。実は去年もそんなことを思い書いたような気がする。どうか来年こそは本当に夢が現実となりますように。