5/2日.New Moning詳細
外にいると風は冷たく気温も低く感じるのに、家の中にいると湿度が高いせいか蒸し暑くて、じっとしていると汗ばむようだ。今頃は暑いんだか寒いんだかよくわからず困る。これではまた調子を崩しそうだ。
旅の疲れはようやく抜けてきたと思えるが、この数日、一つ何かをすると、だるくて起きていられず、すぐにベッドに横になってうとうとしてしまい寝てばかりで作業が捗らなかった。気持ちに体がついていかないとはこのことで、もう50を過ぎた身には過酷な夜行バスでの移動も含めて連日のライブ強行参加は無理なんかなとも思える。まあ、先のことはまたそのとき考えるとして、今年の春一番の報告である。
今年の関西旅行が例年より疲れている理由としては、1年歳をとったということや無理無理の日程を組んだこともあるのだろうが、一番は、これまで通常よりも一日増えてしまい、合計で5日間も連日大阪郊外の服部緑地まで通ったということがある。どれほど楽しい素晴らしいことでもあんまり長く続くと体力気力的にも限界となって、やはり今回の5日間は正直しんどかった。
他の春一仲間、つまり地元近県の春友たちの多くは、初日のニューモーニングなる回はパスして、例年と同じく本番四日間だけの参加に留めていたが、東京から行く組は行くからには全日観ようと考えてしまい、結局通しで五日間全部観ることとなった。チケットも毎年の四日間通し券12.000円とは別に今回は、New Moningだけは当日3000円、前売り2500円で別扱いとなっていたので、何か損したような釈然としない気持ちも残った。ならば5日間通しで14.000円ぐらいにできないものか。
今回新たに一日増やしてニューモーニングと冠して別扱いにしたわけだが、あべちゃんに訊いても特に何の思惑があるわけでなく、例によってテキトーに今年は一日余計に取れたからやってみようと思ったとのことで、何となく私感では、いつも本番ステージからはみ出てしまう人たちを今年は別枠で集めたという感じがした。だが、結果としてそれは成功して、いつも不当に低い扱いを受けていた長いキャリアある実力者、平田達彦に大声援が集まったし、ある意味で全体的にすっきりした一番爽やかな印象に残る日ともなった。
★恐るべき子供ギタリストが率いる
シカゴロッカーズに会場の大人は仰天した。
★長いキャリアを持ちながらようやく春一番で正当な評価が与えられた
平田達彦。
この日、増坊は朝8時過ぎ、定宿を出て、歩いて錦市場を抜けて、新京極から三条から京阪に乗り、淀屋橋から梅田へ。御堂筋線で12時前には会場のある緑地公園駅に着いた。この日は2時開演だったので余裕だった。
客の入りはまばらだったが、カラッと晴れて爽やかな風が吹き、今年の春一でもっとも気持ちの良い一日だった。会場で出会った東京で顔見知りのAさんに連れられて、終演後、春一仲間のこうちゃんと3人で、難波のロックスナックに行き、ビールを少し呑んで昔の春一番の秘蔵フィルムなどを見せてらった。
その後、三人で名物ラーメン屋である金龍本店でたらふくラーメンライスにキムチで腹ごしらえして、心斎橋で別れ予約してある動物園前駅近くのいつものホテルに着いたのは11時を過ぎていた。まずはニュースでもと部屋のテレビをつけたとたん飛び込んできた報道は、忌野清志郎さんが死去、58歳という哀しい知らせだった。その夜はあれこれ考えてしまいよく眠れなかったのは言うまでもない。